Story
医療を志した原点から、独立まで。
5つの章でつづる、私の歩み。
高校時代の入院経験が、医療の道への扉を開きました。
看護大学で学ぶ中、私が惹かれていたのは「もう一つの医療のかたち」。
患者を癒すのではなく、働く人を支えることで、社会を支える。
治療の現場ではなく、未然に防ぐ仕組みの中に、自分の居場所があるかもしれない ──。
そんな予感を抱きながら、
私は医療の道へと踏み出しました。
治療の最前線には、すでに多くの専門家がいる。
では、私は どこで、誰のために働くのか ──。
働く時間は、人生の大半を占める。
だからこそ、そこに健康があれば、人生そのものが豊かになる。
そして 健康な人が働くことで、企業は製品やサービスを生み、社会が回っていく。
その一端を、自分の手で担いたい ──。
産業保健師という選択は、私にとっての「もう一つの答え」でした。
産業保健師として、最初に立ったのは大企業の現場でした。
ひとつ目は自動車部品設計会社(大手子会社)。
社内のあらゆる資料を読み漁り、産業保健師としての基礎を、現場で叩き上げました。
ふたつ目は上場企業。
長時間労働者・労務問題への対応に加え、より経営に近い視点で健康経営施策の立案にも踏み込みました。
「保健師」から「経営パートナー」へ ──
ここで得た視座が、今の私の土台になっています。
独立後、ある挑戦の機会に恵まれました ──
3000人規模の医療機関で、産業保健体制をゼロから立ち上げる。
大企業で確立された体制を動かす実践と、ゼロから仕組みを創る構築。
両方を経験できたことが、今の私の現場力の源です。
2023年4月、マッスル保健師として開業。
向き合う先に選んだのは、日本企業の約9割を占める 中小企業。
この規模の企業に、産業医の選任義務はない。
だから、健康診断で異常値が出ても、見過ごされる ──
そんな状態で働き続けている方が、大勢いる現実があります。
ここにこそ、本当に必要とされる支援がある。
そう信じて、飛び込みました。
Where I am now
画一的な「正解」ではなく、目の前の経営者と社員の声に耳を傾け、
その会社にとっての「ワクワクする健康経営」を一緒につくる。
これが、今の私の仕事です。